観測の正体とは?(19)

② 観測の正体とは


 「観測」が起こると同時に電子などの量子は動きを変えてしまうため、「観測」されていない時の本来の姿は未だわかっていません。何が観測されるかという実験結果は説明できても、見えていない時に何が起こっているのかは知りようがありません。確かめた瞬間に結果が変わってしまうからです。
 これに関しては、自分たちが認知できる次元を超えているため、そもそも理解をするのが不可能だと考える研究者も多くいます
 仮説の一つとして、量子の「観測」とは言い方を変えると「高次元のものが私たちのいる三次元へ接触すること」だと考えることができます。私たちは自分たちのいる三次元よりも高い次元については認識ができません。量子はもともと高次元の存在ですから、私たちに認識できるはずがないのです。
「高次元の世界のほんの一部が私たちのいる三次元に姿を表すこと」それこそが「観測」
の正体だという仮説も研究されています。


       


「個人が見る事で現実が決められる」、そのような世界の根本からひっくり返すような無茶な理論が物理学者にすんなりと受け入れられるはずもありません。


 観測者の謎が議論され始められてから長い間、何が”観測”となるのか指標がありませんでした。観測者効果については謎が多いというのが現状です。


 文先生のメッセージの創造原理には、被造世界に普遍的に潜んでいる共通の事実として「存在の二性性相」の相対的関係が書かれています。性相を「波動」、形状を「粒子」と解釈することで、創造原理の「存在の二性性相」と量子力学の「粒子と波動の二重性」の理論の整合性があります。
 人間の心のように、無形の内的な性相「波動」が有り、それが原因または主体となって、人間の体のような形状「粒子」を動かし、それによってその個性体を、ある目的をもつ被造物として存在せしめるようになるとする原理です。

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