昨日の日曜日は、
中村公一先生による講演会に行ってきました。

テーマ「お金と経済に詳しくなろう」
・お金と経済を学び、真に豊かな生活を手に入れましょう！
・子供達に、大人がお金の教育ができるようになりましょう！

その中で、松下幸之助先生の言葉が読まれました。
（1945年8月16日）

　今日は敗北の形であるが、日本精神の本来の姿に立ち返ることにより、かえって将来の繁栄の基にしなければならないのである。かく禍を転じて福となし、一糸乱れず、足並みをそろえて日本精神を顕現し、皇国の再建設に進むとき、世界は必ずや驚愕の目を見張るであろう。

　眼前の破局は天の啓示であり、天君であり、真個の日本精神を取り戻す絶好の機会とこれを考え、次の発展への強い願望と信念を堅持しなければならない。

　　　　　　　　　

　しからば日本精神とはいかなるものなのか日本精神とは畢竟至誠（ひっきょうしせい）である。誠を全うする心である。
日本の精神を体得すれば、融通無碍（ゆうづうむげ）でいかなる難題に直面しようともこれを打開する方途が生まれ、万事がおのずから成就し成功するものである。

　この困難な仕事に成功を収めるためには、眼前にいかなる問題が現れてもこれを処理遂行しうる心構えと、知識、才能を持っていなければならない。
　その知識才覚は、しからばいかにして生まれてくるか。
それは、三千年来培った真の日本精神を把握し、これにもとづいて的確な判断を下すことである。

　人の道は排除の道ではない。いやな人もいやな物も、心を定めてあるがままを承認し受け入れる。
そこに対立の中にも、調和が生まれ、自他共に生きる道が開けて来る。