国連はそのビジョンと憲章に神と宗教を尊重し認める内容が含まれていない

hirachyuu

 今日の国連を見ると、国連の主要問題に内在している弱点が見られます。国連の外的な構造や経営に問題があるのではありません。宗教と神を排除し、国連内のパートナーシップや制度に真なる中心がなく、軸もないのです。それ故永続的な平和が実現されていません。

 勿論、国連創設の本来の理想や目的は重要です。国家と人類の統一と調和は神のみ旨であり、そのような意味での国連に対する構想は、神の本然的な調和と平和の世界、神を中心とした世界、国境線がない世界、差別と不義がない世界と一致します。国連創設当時に神は大きな望みを抱いておられました。


 元来、神の本然の理想世界には人間を分断する国家や国境線が存在しません。国境線がない人類大家族が神の本然の理想です。
宗教を排除して政府や国家の利益、または経済社会のイシューに焦点を置いてきた国連の限界が露呈されています。

 これは、能力や学識や才能は全て備えているが、知恵がなく成熟していない人と同様です。申し訳ない話ですが、私の目には国連はそのように見えます。国連には最も核心的で重要な要素が欠如しています。それ故国連は、霊力を土台としたビジョンではなく、外的な力に対するビジョンによって左右されています。


        



 その出発から、国連は第二次世界大戦の戦勝国家を中心に設立されています。その戦勝国家は当時の地球上で最も強力な国々でした。特に、国連安全保障理事会の常任理事国である米国・ロシア・英国・フランス・中国はその当時の強大国家であり、核兵器を所有した国々でもありました。言い換えると、国連は創設以降、加盟国の間に真正な平等が存在していません。寧ろ力が最優先されていました。しかしながら平和は、力を中心としては実現することができないのです。

 また、国連はそのビジョンと憲章に神と宗教を尊重し認める内容が含まれていないため、人間の現実に内在したあまりにも重要な霊的な次元を充分に理解できていません。それはとんでもない失敗でした。宗教と霊性は人類にとって重要なものであり、人類歴史上重要な役割を担当してきました。


 正にこのような理由から文総裁は国連刷新を提唱され、2000 年に国連で演説した時に
は国連内に超宗教議会を新設することを提案されました。その提案は何の理由もなしになされたものではなく、また、学術的なアイデアに止まる提案でもありませんでした。
 超宗教議会がなくては国連の実効性は失墜するだろうし、それに伴って人間の苦痛は増加するだろうと勧告されました。
 このような提案を加盟国は受け入れるべきでしたが、各国の利益だけを考えた大多数の加盟国はその提案の価値と意義を理解できませんでした。このような提案を受け入れ、その価値と意義を他の加盟国に覚醒しようと努力したホセ・デベネシア議長の勇気と洞察力をこの場を借りて称賛致します。


 文総裁は、既に2年前に平和大使・政府・宗教・学界・民間団体・市民社会の指導者たちが集まる中で、超宗教超国家平和議会(IIPC)を創設されました。現在 IIPCは、全世界的に活発な運動を繰り広げており、平和の為の主要な市民社会の勢力として台頭しつつあります。


 本会議には世界平和議会・地域次元平和議会・国家次元平和議会の代表たちが集まっています。授受作用・利他主義・相対的関係・二重目的などといった神聖な原理を実践する平和議会の影響力は、これからより一層強まるものと信じます。このような平和議会は、全世界の社会・政治・経済・宗教に変化をもたらす媒体となるでしょう。





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