神の根本原理に従って行動すれば、平和を成すことができます。
このような多様性の世界に調和と統一を成す為に何が必要でしょうか。神にその中心を置いてこそ、このような多様性に意味が与えられ、調和と統一が成されるのです。神を通じてのみ、このような全てのものを一つにすることができます。
私たちの人体を考えてみましょう。人体は細胞と器官、組織と筋肉、神経とDNAなどから構成されていて、かなり複雑な構造をしています。男と女、人間の肉身の中心にありながら人体の複雑で多様な構造を一つに統合するものは何でしょうか。一つの筋肉や器官によって統一されるのではありません。その中心には正に無形の私、即ち良心を含めた私たちの心があります。

同様に、神はこの宇宙の心であり良心のような存在であられます。神が存在することによって、宇宙の統一と調和が可能になります。神は宇宙の中心軸にして宇宙の根源となられます。
私たちは神の根本原理に従って行動すれば、平和を成すことができます。その原理原則に反逆、または違反する時、不調和と紛争が伴います。
その原理の中でも中心的で神聖な原理が即ち、授受作用の原理です。言い換えると、存在する全ての被造物は、授受関係を通して関係しています。授受作用が他の為に生きる原則に立脚する時に平和が成されます。真なる人間開発と歴史の進展は、利他主義的な授受関係にその基礎を置いています。紛争と腐敗と暴力は、自己中心の授受関係に根を置いています。
第二の主要原理は、全ての存在は二重目的からなっているという事実です。即ち、どの存在もそれ自体の発展と関連する個体の目的がありながら、その一方でその存在と関連するより広い社会の目的に従います。言い換えると、一個体はその個体の目的と同時に、家庭・社会・国家・世界といった全体的な目的の二重目的を持っているということです。
この2つの目的はどちらも必要です。全体を考慮しない個人の行動は利己主義的な行動ですが、個体を含めた全体の安寧の為に行おうとする個人の行為は利他的であり善と見ることができます。
第三の中心原理は、「相対的関係」の原理です。全ての被造物は互いに睦まじい関係の中で存在するように創造されています。神の被造物の中で相手がいない孤立した状況で存在するものはありません。全ての原子・分子・細胞、そして人間と共同体の中にこのような相対的な関係を見つけることができます。

男性の存在は女性を前提とします。女性の生物的・心理的・霊的な構成は、男性を念頭に置いて設計されています。即ち、女性はそのような相対的な構成において男性を補完する為に創造されています。女性は男性を前提に創造され、男性も女性を前提に創造されています。神の構想の中には独りで存在する個体はあり得ません。専ら真の愛を中心とした相対的な関係だけが存在します。円満な相対的関係は、二重目的の原理に従う利他主義的な授受関係を土台としています。
このようなペアシステムが宇宙全域に存在しているという事実は明らかです。このような全ての関係の中心に神がいます。神との関係が窮極的関係です。シンフォニーオーケストラの指揮者のように全ての被造物が宇宙の指揮者であられる神に侍る時、調和と美が形成され美しい音楽が作られます。
無形の神は平和理想の根源です。平和の根源はここから見つけることができます。