太古からの問い(探究1)
私たちは何処から来て、何処へ行くの?私たちが生きているこの世界は、どのように出来たの?世界や私たちは、何でできているの? 人間は、太古から、こうした問いの答えを探してきました。空の上が神の領域だった時代には、神話という形で、そして後には科学という形で・・・・・
現代のような観測機器もないどころか、望遠鏡すらない時代から、古代の人たちは真剣に世界やその起源について考えてきました。
それらに答える最初の試みは神話でした。北欧やインド、中国など多くの地域で、世界は巨人の身体からできたと考えられていました。日本神話やギリシャ神話など、日本人にとって身近に感じる神話もあります。
世界は卵から生まれたという話もあります。特に巨人や卵が生まれる前、「水」や「混沌」があったとか、「混沌」とした状態を「無」と表現し、「無」から「有」が生まれていたなどと言われ、これは、最新の宇宙論「眞空のゆらぎ・眞空の力」とそっくりです。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は、創造主によって森羅万象、被造世界全てが創造され、全知全能の唯一神を説きました。
「天動説」が絶対のキリスト教中心時代から、コペルニクスやガリレオ・ガリレイの「地動説」によって、世の常識が覆りました。ニュートンの「絶対時間」「絶対空間」に基ずく「運動方程式・万有引力」の発見、「光速度一定」の発見によるアインシュタインの「相対性理論」の台頭、人類は科学技術の発展により、豊かで快適な生活環境を興じることのできる恩恵を受けてきました。

最近では、「宇宙はどう広がっているのか」というマクロの謎解きと、「宇宙や物質を構成している一番小さなものは何か」というミクロの謎解きが、「宇宙の始まり」ビッグバンでつながっていることが分り、神話のような不可思議な世界を解こうとしています。(ビッグバン直後、初期宇宙は素粒子のスープ状態)
現代科学は、宇宙は物質を構成する小さな「粒」素粒子と、その間に働く「4つの力」を伝える素粒子で造られていると仮定し、その間に働く法則を数式や理論で解明しようとしています。
素粒子と「4つの力」、電磁気力、強い力、弱い力、重力の関係を、整合性のある理論。数式を探し出し、実験で証明する研究が今も続いています。
2013年のノーベル物理学賞は「質量の起源の理解につながる機構の発見」という「ヒッグス粒子」の存在を予言した理論物理学者の2人が受賞しました。
2015年、重力波が検出され、研究チームが驚天動地の喜びに喝采する映像を思い出します。
昨今の科学は「量子力学」をとおして、目に見えない素粒子の様相、エネルギーの様相を、理論的・科学的に解明しよと努力しています。「超ひも理論」や「ループ量子重力理論」「量子脳理論」などの研究がなされていますが、まだ、理論の段階で、確実な実証ができず、研究が進められています。
「相対性理論」と「量子力学」の重力に関する矛盾を紐解く、理論物理学者の英知を絞った研究が続けられています。
人類は、太古から宗教・思想・哲学などをとおしても、「宇宙や人間の存在理由」を探究してきました。
ミクロの小さい世界の解釈として、村松大輔氏や田坂広志氏、筬島正夫氏(おさじま)など、量子力学と宗教の概念を探究するユーチューバーが動画を発信しています。
物理学の根本概念として「ゼロポイントフィールド」(眞空のゆらぎ)という理論が、高等教育でも詳しく説明されるようになったと聞きます。このフィールドは、完全な真空状態であっても、エネルギーが振動し続けるという概念です。
宇宙の加速膨張や重力理論の修正など、宇宙理論の解明に寄与しています。
大乗仏教には、「 空」の理法を悟ることが根本思想とされます。教義が凝縮されている「般若心経」には、「色即是空・空即是色」の、「色は空、空は色である」の名句の一文は有名で、量子力学の「無」と「有」の概念と似ていると言われています。
量子力学では「不確定性の原理」という考え方があります。老子の思想を根本とする道教を構成する陰陽五行思想と似ているとも言われています。
人類が探究してきた「宇宙の根本」について、宗教と科学の視点で、両者の歴史を振り返ってきました。
では、これから人類は、どのような視点でこの「宇宙の根本」を追い求めていくのでしょうか?
既に、科学は観測不可能、数式で表すことが出来ず、理論物理学を超えた思想が必要な時を迎えています。
長年、宗教と科学の統一に関する理論を探究する中で、文鮮明先生の提唱される「宇宙の根本」の理論に出合いました。
宇宙森羅万象に存在する「愛の力」の実在と、被造世界全てが主体・対象のペアーシステムで構成されている原則から始まる理論です。
男女の性愛・生殖器について、生命誕生、夫婦のあり方、理想的な家庭のあり方。世界平和の実現に至るまで、様々な問題を解決できる壮大なビジョンが論じられています。
今回、僭越ながら、「宇宙の根本」の研究の中間報告として次にまとめました。
〇〇〇〇研究所 研究員 hirachyuu
