(77)人生いろいろ、解釈も色々、
1.聖書の解釈について
『 聖書は、各々その程度の差はあるが、それを解釈する者に、みな相異なる観点を立てさせるような結果をもたらすのである。教派が分裂していくその主要な原因は、実にここにある。ゆえに、聖書を解釈するに当たっては、その観点をどこにおくかということが、最も重要な問題であるといわなければならない。』
文献:【原理講論】
文献に、『聖書を解釈する者が、その観点をどこに置くかということが、最も重要な問題である』とあります。
聖書を解釈する者の観点の違いが、宗教分裂の原因になると書かれています。
2.量子力学の解釈について
『量子』は物質ではなく、波動性を持つエネルギーの状態で存在していると考えられてます。
そして、外部からの「観測」を受けた瞬間、一点に収縮した『粒子』となって出現することが、現在の科学実験事実として確認されています。
このような量子の振る舞いを、科学的にどのように解釈すれば良いのでしょうか?
極小スケールの量子(素粒子)は、その位置と速度(運動量)を同時に測定することができません。
観測する粒子の位置を測定する為には、その粒子より波長の短い測定波粒子が必要です。
その時、観測対象の粒子は、測定波の運動にぶつかり、はじきとばされてしまい正確な位置は測定できません。
また、観測対象の粒子の運動量(速度)を正確に測定するために、波長の長い測定波を使うと、今度は位置が正確に掴めなくなります。

3.プランクスケール(時間・長さ、質量)
これより小さなスケールの値は、存在しないとする、現代科学の物質観によるものだからです。この小さな時間・長さ・質量の値を現代科学では、プランクスケールと言います。
プランク時間 1sP=5.39116(13)×10−44 s
光子が光速でプランク長を移動するのにかかる時間。
現代科学で測定可能な最小時間であり、物理現象の最小時間の単位です。
プランク長 1mP=1.616229(38)×10−35 m
これ以上、測定することができない小さな長さのことです。
「E=mc2」のエネルギーと質量の関係式から考察すると、
小さな長さを図るためには、エネルギー(E)が大きい短い波長が必要となります。
短い波長はエネルギー(E)が大きく、物理学の有名の公式
「E=mc2」の質量(m)の値も大きくなります。より波長を短くし、エネルギーを大きくすると、ブラックホールが形成される質量(m)が生じ、現観測ができなくなります。
プランク質量 1gP=2.176470(51)×10−8 kg
プランク長のひも(粒子)が、ブラックホールになってしまう質量が、プランク質量です。
現代物理学ではプランクスケールより小さな存在は、「無い」としています。「無い」、本当にそうなのでしょうか?
その「存在しない」とする領域の解釈に、コペンハーゲン解釈、多世界解釈、マルチバース理論、意識解釈、テレパシー論、量子脳理論など、様々な解釈や理論が仮説えありますが、物質が全ての物理学では、証明できない理論であり仮説なのです。
4.代表的なコペンハーゲン解釈
「量子は物質ではなく、波動性を持った重ね合わせの状態のエネルギーとして存在し、外部からの観測や相互作用を受けた瞬間に一点に収縮した粒子となって出現する。」という一つの考え方です。「標準解釈」とも呼ばれるものです。
コペンハーゲン解釈は、目に見えない量子の存在を「確率的な波の広がり」と仮定し「波動関数」として数式化する理論です。
「存在は確率的なものとして多数の可能性があり、観測や相互作用によってどれか一つが確定し、それを私たちは体験する」
という解釈です。
わたしたちが過ごす日常的な生活からは、考えもつかない量子の世界です。
観測された瞬間、量子の波長だけが物質化し、観測されない波長は「そこにあるかもしれないし、ないのかもしれない」という「確率的な波の広がり」という可能性の波として量子は存在しているということになります。これを「不確定性原理」と言います。
見ることができない量子は、物理学の原則では確定することができない推定段階の理論(解釈)なのです。
「コペンハーゲン解釈」は、現在の科学技術の道具として全く不自由なく、先進国の産業技術発展に利用されています。携帯電話やパソコンの半導体技術、DVD、レーザー、デジカメなど「量子トンネル効果」を考慮なしには製造できません。
5.再現できることが科学の世界
科学の世界は再現性があり、誰がやっても、何処でやっても、何度やっても同じ結果が得られるということが原則です。
しかし、量子の世界は、その原則が全く通じない不思議な世界なのです。
「火」の原理を解明するまでは技術が勝っており、観測結果から技術を組み立てていました。
量子力学の世界は観測ができないため、理論研究が盛んに行われ、科学技術(実験)より理論研究が勝ります。現在、理論と科学技術のレースは理論が優勢です。
6.プランクスケールより小さい世界の解釈
村松大輔氏や筬島正夫氏など、量子力学と宗教の関係を探究する人気のユーチューブ動画が発信されています。
物理学では「存在しない」とされている、プランクスケール以下の領域の解釈の一つとして、ゼロポイントフィールドという言葉で表現し、新しい解釈を提唱しています。
私は、文鮮明先生の解明された「愛の力」の原理原則を
量子力学(科学)の解釈に適用することによって、宗教が探し求めてきた「神」や「霊界」「愛」などの実在が理論的に証明できると考えます。