永続的な平和は、人間の心に根差した内的な要件に根拠を置く。

hirachyuu

平和の根源であられる神


2005 年 9 月 11 日、米国ニューヨークで開催「世界平和超宗教超国家連合総会」の基調演説


 尊敬する世界の指導者の皆様、平和大使の皆様、平和議会代表者の皆様、そしてこの場に参加された内外貴賓の皆様!
文鮮明総裁ご夫妻を代身して、皆様がIIFWP世界指導者会議に参加されたことを歓迎致します。
 今日私たちは、人類歴史上最も多くの課題を抱えているダイナミックな時代に生きています。現在ニューヨークは、世界の舞台の中心となっています。世界の指導者たちが、今回の会議だけでなく第 60回国連総会に参加する為にここニューヨークに集まりました。
  このような指導者たちに対して現在、グローバル・ガバナンスと市民社会が直面している危機と挑戦課題を解決しなければならない重大かつ困難な使命が与えられています。一見すると、歴史は平凡で日常的であるかのようにも見えますが、流れゆく歳月を観察すると歴史的な転換期を随所に発見することができます。


 私たちの人生にも生を変化させる重大な時点があります。時にはこのような時点を「通過儀礼」と言います。生の中で発見されるその瞬間が重大な意を持っている場合があり、その影響が長く持続することも多いです。例えば、ある人との偶然の出会いが将来の悲劇や勝利の基点になることがあります。その結果は、その時の状況や事情によって変わるのではなく、その状況で私たちが取る行動によって左右されます。


 これは一個人の生にのみ適用されるのではなく、歴史の中の大きな動きや変化にも照らしてみることができます。人類歴史の方向とその結末は、人間の責任分担によって決定されます。
 このような貴重な時点で私たち人類は機会を迎えています。 今週国連に集まる人々は、人類に訪ねて来たこの機会の性格を感知しているでしょうが、個人や国家はこのように迫り来る機会を逃したり、無視したり、あるいは拒否したりします。また、機会というものの中には、私たちにとって良いものもあれば悪いものもあります。その違いを区別することが重要です。


 今日人類は、以前にはなかった重大な分岐点に立っていると確信しています。全世界はそれこそ正に、新しい平和時代の入り口に来ています。全人類の願いである統一と平和の世界が間もなく実現します。それが実現する時期は私たちの努力次第です。


                              



 変化は如何に成されますか。変化は最も内的な次元から出発します。子供は男と女の間の見えない愛から生まれます。その愛が夫の精子一つに伝授され、微細な精子一つが妻の子宮にある卵子に向かって進んでいくことによって愛が実体化されます。同様に、平和は愛から始まります。このような内的な世界から生命は生まれ育ちます。このような内的な世界から平和は実現され拡散されます。
 歴史の原動力も外的なものにあるのではなく、内的なものにあります。永続的な平和は何らかの政治的、軍事的または経済的な力を土台に生じるのではありません。永続的な平和は、人間の心情と霊魂、そしてその心に根差した内的な要件に根拠を置いています。正に、このような要件が平和の根源となります。本来、平和の根源は神にあります。
 今日私たちは、多様性の世界に住んでいます。国家・人種・民族・宗教・文化の背景を異にする人々が一緒に生きています。個々人の間にも人格・性格・知性・能力・意識と経験の違いがあります。時には、このような無限な多様性を目の当たりにして、平和実現など果たして可能だろうかと疑うこともあります。

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