私たちは、何処から来たのか?

hirachyuu

「私たちは何処から来たのか」村山斉元機構長の特別講演です。
ジャパン・ビジョン・フォーラム
 相対性理論、宇宙論、量子力学、など、先端科学の視点から、分かり易く説明されていました。
 宗教より科学が神の実在を明確に解き明かすことが出来る時代が到来したのかもしれません。



氏が語る宇宙のインフレーション(1時間08分頃)
『種をまいてくれたインフレーションの宇宙が「お父さん」
それを育んで育ててくれた暗黒物質が「お母さん」
その二人から我々は生まれたことになる訳です。
我々を完全消滅から救ったルーツは、「ニュートリノ」


こういうことを研究しようとしています。
日本は、基礎研究を通して栄えてきました。
大きなイノベーションは基礎学問から!




「村山斉氏講演「私たちは、どこから来たのか」 @ジャパン・ビジョン・フォーラム」



文先生のメッセージ


第5回「科学の統一に関する国際会議」   1976年11月27日 
テーマ  「科学の調和と絶対価値の探求」 アメリカワシントンDC      
  
 尊敬する議長、著名な科学者,そして教授、学者の皆様。
きょう、このように第5回「科学の統一に関する国際会議」に参加された皆様を心より歓迎する次第です。特別にこの会議に引き続き参加してくださった皆様。誠に嬉しく思います。
 皆様は、多年にわたって絶対的な価値の問題を討議してこられましたが、今年も「絶対価値の探求」というテーマのもとに、再びここにお集まりになりました。
人間と宇宙万象の存在の原因
 絶対的な価値を究明しようとすれば、人間と宇宙万象の存在の始源を明らかにしなければなりません。宇宙の始まりが「有」からか「無」からかということが問題になりますが、皆様も御存じのように、自然科学も、社会科学も、哲学や、宗教も、「無」の世界から真理を探求するのでなく、「有」の世界からある原因的存在を探し出し、そこから始まって生成された人間を含む森羅万象の存在と運行の原理を見つけだそうというものです。
 結局、存在の内容を明らかにし、存在物の間を関係づけることによって、すべての存在の理由と価値を探し立てようということなのです。  
 物質形成に必要とする最小単位を元素とすれば、それは「有」として規定されています。その元素形成の基本が無であるはずはなく、絶対に「有」から始まったという論理が成立するのです。
 現代科学は物質の最小単位である原子までも、その根本となるある力によって存在するとみていますが、その力もやはり有から生じたという結論に達するのです。
 極小から拡大した宇宙であり、原因から出発した結果だという観点から考えるとき、私たち人間も原因的な存在ではなく、あくまでも結果的な存在なので、その原因的な存在が必ずあるということがわかります。
 「無」から「有」が発生したという一部の学者たちの非論理性を是正し、起源となる絶対「有」から「小有」、「大有」に生成し、発展したという論理体系を立てるということは、即ち、この上なく科学的な存在がまず存在し、それが「万有」の原因となり、その結果である「小有」から「大有」までを連結して有機的に作用するようになるということなのです。
 このような点から見て、従来の進化論は再検討されなければなりません。進化しようとすれば、作用しなければならず、作用しようとすれば、力によってのみ可能なのですが、それならば、作用しながらより大きい力を生み出すことができるのでしょうか。作用では力を消耗するだけであって、より大きい存在を作り出す力が生じるということは絶対的に不可能なことです。
 力は作用すれば消耗するのが原則なのですが、それが退化するのではなく、逆に進化することが可能なのか、そしてより価値ある、高次元的なものへと発展する方向性をもてるのか、ということが問題なのです。

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