「時」を考える哲学者・・・
4人の哲学者は「時間」についてどう考えたのでしょうか・・・
以下、動画の内容です。
アウグスティヌス
「過去・現在・未来が心の中に同時にある」と言う考えは、私たちがこの瞬間に過去を学び、未来を形作る力を持っていることを
教えてくれます。
デカルト
合りいぇきな支店は、私たちが自らの意識を通じて時間を理解し、行動を選び取る自由を持っていることをしましました。
ハイデンガー
私たちの生きる全ての瞬間が意味を持ち、今この瞬間こそ本質がある事を気付かせてくれます。
道元
「有事」の教えは、存在そのものが時間であり、今の瞬間が過去と未来を内包した完全な存在であることを示しています。
過去を悔やむことなく、未来を不安に思うことなく、「今」を丁寧に生きることが、私たちに教えてくれる道元の時間観です。
原相論 「空間と時間」の概念
原相構造は一言で、「統一性」であると表現するしかない。
空間がないために位置がなく、したがって前後、左右、上下がなく、内外、広狭、遠近がなく、三角形、四角形などの空間もない。無限大と無限小が同じであり、すべての空間が一つの点にすべて重畳されている多重畳の世界である。それと同時に、上下、前後、左右、内外が限りなく広がっている世界である。
また、原相の世界は時間のない世界である。したがって時間観念から類推すれば、過去、現在、未来が今の瞬間に合わさっている。それはあたかも、映画のフィルムの一巻きの中に過去、現在、未来がみな入っているのと同じである。時間も瞬間の中に合わさっている。すなわち瞬間の中に永遠があり、瞬間が永遠へつながっているのである。したがって瞬間と永遠が同じである。これは、原相の世界が一つの状態(性相と形状、陽性と陰性が統一された状態)の純粋持続であることを意味する。いわば「状態の純粋持続」が原相世界の時間である。
要約すれば、原相の世界は純粋な「統一体」である。空間と時間だけでなく、その他のすべての現象(堕落と関連した非原理的な現象は除いて)の原因が、重畳的に一点に統一されている世界である。言い換えれば、時間、空間をはじめとする宇宙内のすべての現象は、この統一された一点から発生したのである。あたかも一点から上下、前後、左右に無限に長い直線を無限に多く引くことができるように、この「統一性」から時空の世界が上下、前後、左右に無限に広がっているのである。
それゆえ宇宙がいくら広大無辺で、宇宙の現象や運動がいくら複雑であるとしても、その時空と現象を支配している基本原理は、この一点、すなわち「統一性」にあるのである。それが統一の原理であり、授受作用の原理であり、愛の原理である。例えば授受作用の土台である四位基台という一点(原点)から空間が展開されたのであり、正分合作用という一点から時間が展開されたのである。